私は生き物の世話には自信がある。
うちの猫は長生きするというだけでなく、いつまでも元気でぴんぴんしてる。
先代の猫はカルカンCMも出た(以前にブログで書いた)
けど、おおよそ20年くらいは生きてた。
akikoiwamuro.hatenablog.com
ときどき登場する、雨の日に拾われたレイン。うちのそら氏が3才のときの誕生日プレゼントとして、センター南の里親探しでもらってきたのでもう17才。猫は15才以上が長寿猫ということらしい。でもまったく元気で机の上にもジャンプして飛び乗り、すごいスピードで家の中をかけまわる自由なやつだ。
もうひとつ、うちのそら氏の5才の誕生日になにが欲しい?と聞いたら、アカハライモリを飼いたいと言い出した。うちのもより駅のセンター北には、ヨネヤマプランテーションという大きなペットショップがあり、猫のえさや猫砂を買いに行くたび、ついでに鳥たちや小動物、爬虫類なども、まるで動物園にいくように眺めて楽しんでいたのだ。その中でアカハライモリが気に入ったらしい。
本当は第一希望は、リクガメだった。リクガメはとってもかわいく、私も大好きで床暖房のうちの床できっとたのしく飼えるんじゃないかなと思ったのだけど、ものすごく繊細で、1ヶ月に1度36度のお風呂にいれてうんちさせてください、とか・・・しかもどんどん大きくなるらしいので、断念した。
ああ。前置きが長くなった。
けどもうひとつ。
たしかそら氏が2才のとき表参道で花見をした。青山墓地の近くで超穴場なので人気もないけどすてきな公園でそこに水飲み場があったのだけど、そこの横の池から水が流れ込んで、水飲み場の下水と繋がっていて、おたまじゃくしが下水に流されそうになっているのをみんなで必死で助けたことがあった。
そんなことがあり、その翌年も心配になってまた青山墓地の池をみにいってみたら、その春は寒かったのか、同じ頃(3月終わり)にいったのに、なんとおたまじゃくしはまだ卵だった。それをどうしても持ち帰ると聞かないそら氏に根負けして、ペットボトルに入れて卵の塊を持ち帰った。
で、家に帰って水槽にいれ、たまごを数えたら、ちょうど80個だった。
家の中の日当たりのよい場所においていたら、つぎつぎとおたまじゃくしになり、ゆでたほうれん草とコメ粒をえさにした。数えたらちゃんと80匹孵った。
ひとつだけかたちの悪いおたまじゃくしがいた。えさが食べにくそうだったので、個別にケアしたらその子もちゃんとカエルになった。
途中、カエルになる日がつかめなくて、ある日深夜のスタジオワークから帰ったら、浮いているものに捕まれなかった、カエルになったばかりのやつが3匹おぼれてしまって、明け方4時に帰宅したのにそれから、ネットで調べて島をつくったりして、残りが全部カエルになった。ここからが大変になった。
今度は動くえさしか食べないから。毎日、緑道に緑色のアブラムシを探しにこどもと散歩に出た。「黒い虫はおいしくないんだよ、緑のやつを探そう」と、道ばたで自分達が食べる虫を探している親子に見えてぎょっとされたり。77匹いるから一人5個食べるとして、目標300匹/1日。毎日毎日新しい虫を探しにいった。
水槽の中はまるでジャングルで、77匹の子ガエルたちが、見えないほど早いスピードで舌を出して、ペろっと緑虫を食べるのは壮観だった。
1匹1センチくらいしかない、子ガエルのうちはよかった・・・・。
しかし・・・・。
だんだん大きくなってきたので、さて今度はえさがどうなるのかと思い、調べてみたら、「ダンゴムシ」などがいいでしょう、などと書かれていて。1日1カエル、ダンゴムシ1匹としても1日77匹のダンゴムシを捕まえるのは難しいと断念。
この頃になると種類はヒキガエルだとわかり、相当大きくなるし困ったので、生態系が乱れないよう、近所5カ所に分けて、15匹づつくらいを自然界に放った。すぐに魚や鳥のえさになってしまうかもしれないけど。そのとき、そら氏といっしょに「さよーならー。大きくなれよ」と泣きながら別れたな。
(写真がないのが残念だ)
さて本題に。
アカハライモリ。だいたい10年は生きると言われて、もう15年たった。
2週間に一度くらい別水槽に移し替えて、冷凍赤虫をあげる。ときどき固形のイモリのえさも。
目があまりよくない生き物らしく、えさをあげるときに、まちがってお互いを食べようとしてしまうので(歯はないから大きな怪我はないけど、皮膚が水膨れみたいになったりする)、オスメス分けてあげるようにしてる。
オスメスどっちかわからないけど、たぶんおおきいの2匹がオス、ちいさいの2匹がメスだと思う。
そうそう4匹いて。。。最近、オスと思われるおおきいやつがメスを必要にかんでいじめてて、メスのカラダの色が悪くなっているので、これはいけない、、ととりあえず、手元にあったタッパーにいれて隔離したら。
朝になってみたら、タッパーが浅すぎて出てしまったらしく、どこにもいない。
棚の上においていたのでそこからきっと棚の裏側に落ちてしまったんだ・・・・。
それしか考えられない。
きゃああああああーーーー。と、実はインフルエンザ自宅待機中なのに、私が叫んだら家族が驚き、大騒ぎで、立てつけてある棚のねじをはずして、棚を一部壊すまでして、イモリ救出作戦となった。
そしたらーーーーーー。いた!!!
もう半分化石のように固まって動かなくなっているのがまず1匹。
そしてさらに奥のコードのうらに、わからないくらいちいさく固まっている1匹。
まったく動かないので、もう干からびて死んでしまったのかと思い(なにしろうちは床暖房だし)、水の中にいれてみたら、すぐに復活して、元気そうに。
よかった〜〜〜〜。
一大事件が一件落着。
新しい水槽を買いにいこう。
来週買いに行こう。
私は沼のものが好きなので、自分を沼ガールと呼んでます。
森ガールになりきれない人を沼ガールと呼ぶこともあるらしいが、私の場合、沼ガールはファッションではなく、沼にすむ生き物への愛情なのだ。適度な湿地感で妖怪などもいそうなそんな空間に住む生き物たちが好きなのだ。