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音楽とまちづくり〜やっちゃえ!ジブン

横浜都筑のまちでコミュニティカフェやったり、音楽したり。こどもたちとまちづくりしたり。

目にみえない音楽の力

音楽のお仕事

音楽って、目にみえない音の波じゃないですか・・・。

なのに、20代前半まで私は、「目に見えるモノ」しか信じていませんでした。

20代のころ、海外に派遣されるヤマハのデモンストレーターの仕事をするようになり、最初は台湾、香港、シンガポール、マレーシア、フィリピンなどに演奏旅行にいき、アジアで慣れると今度はスペイン、イタリア、フランス、イギリス、チェコスロバキア(そのときは分かれてなかった)、ドイツなどにいきました。
さらに、アメリカ、カナダは1ヶ月かけてかなり東西を横断し、中南米コスタリカウルグアイ、アルゼンチン、ブラジルにもいきました。韓国、中国、インドにもいかせてもらい、本当に多くの人達の文化をしることが出来ました。

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演奏旅行のときの私の写真・・・・・80年代〜90年代だわわわ



フランスは1ヶ月半もいたので、印象深く、もう一度行きたいのは、ウルグアイ、それからイタリアのシシリー島かな。しばらく住んでもいいなと思ったのはイギリス、カナダ、シンガポールかな。
さて、本題。

演奏旅行で毎日1時間半のコンサートを各地で1人で行うのです。

最初は日本人通訳がついてまわってくれたのですが、慣れてくると1人で出かけ、現地のスタッフと司会の打ち合わせ、ステージの打ち合わせ、なども慣れない英語で行いました。1日中日本語を話さない日々が1ヶ月続くことも多々ありました。

英語圏の国はまだいいのですが、それ以外の言葉の国では、食事中は英語で話すことを忘れてしまったり、親しい人同士は自国の言葉で話します。
そんな会話をずうっと聞いていると・・・。

う? なんかその人の心が響いてくるんです。

言葉はわからないけど、ああ今この人は楽しいんだな、とかいらいらしてるんだな、とか、はやく帰りたいんだな、とか。
言葉以外の感覚をすごく人は使っているのに、普段はあまり意識していないんだな〜と外国でのツアーは私に気づかせてくれました。日本に帰ってからもそういう感覚を大事に人と会話するように心がけるようになりました。


コンサートをしていると、ほんのまれに不思議な体験をします。
たぶん、すべてのコンディションがよいときに限られるんだけど、
演奏している自分を俯瞰して楽しんでいる自分がいて、そういうときは、おきゃくさんが2000人いたら2000の声が聞こえるように思うのです。お客さんの意識がこちらに集中していっしょに音を楽しんでいるような感覚があります。
おきゃくさんと私の間の音の波が、美しく、見えるように感じるのです。とてもとてもそんなときはリラックスしています。

そんな日は演奏しているときも、し終わったときも、幸福感でいっぱいになります。
それはなににも変えられないすてきな体験で、だから音楽はやめられません!!

ヘキサゴンの仕事をしていたとき、つるの剛さんの歌の伴奏をさせてもらいました。
代々木体育館の1万2千人の前でつるのさんの歌と私のピアノだけ。
自分自身どんなに緊張するのか?と想像していたのですが、つるのさんの心から「歌いたい」「伝えたい」という気持ちが、私のピアノに押し寄せてきて、私も「伝えたい」という気持ちになり、おきゃくさんのわくわくした期待感が集まって、、、、このときもものすごくリラックスして演奏を心から楽しむことができて、幸福感でいっぱいになりました。

私は、言葉以外に「伝える」手段をもっている・・音の波で・・・それを誇らしく思った瞬間でした。

 

目にみえないからと信じない、なんてどうしてそんなことを思っていたのか、いまでは不思議です。音楽こそ目に見えない・・・人の心も目に見えない・・・

音楽の話はときどき書きたいな〜と思っています。ではまた。