いつからブラックとか言われるようになったんだろう。私は以前はワーカーホリックという言葉で表現されていた部類の人だ。
いつ寝てるの?と言われることが多いけど、好きなとき、寝たいときにちゃんと寝ているよ。
生まれてからしばらくすると、規則正しく生活しなさい、と教わり、毎日決まった時間に学校に行くという暮らしを幼稚園、保育園も会わせると15年近く続けることになる。だから大学生になったとき、毎日が同じでなくて、やっと開放された気分だった。
私は、好きなことをずっと続けたくて、途中で中断したくないんだ。
音楽の仕事をしているときは最低でも5時間くらいは他のことはなにもしないで(ときにはごはんを食べるのも忘れるし、トイレにいくのも忘れてしまう)ときには寝るのも忘れて、20時間以上仕事することもある。そのことばかりに集中する。
2000年頃からNPOに関わるようになったのだけど、企画書を書き続けて、報告書を書いて、チラシをデザインして、メールの返事をして、集中してやっていると、ついつい夜中になってしまうこともあるけど、「やらされてる感」がないので、どうしても私に関してはブラックとは言えない。
私だって、私は休むときは、休むよ。寝るときは寝る。
食事を作るのはやめて、おいしいものをゆっくり食べにいったり、出張先でまちあるきしたり、友だちとエンドレスで話したり。私にとっての最大の楽しい時間は、楽しい企画を考えて議論したり、企画書を書いたりすること。それがとても働いているとは思えないんだもの。
私はきっと、自分の好きなことを仕事に変えてしまう特技の持ち主なんだ。
もっと言えば、私にとって「仕事」とは、楽しいこと。お金をもらう、というのが仕事ではないんだ。そう、仕事は自分で楽しいこと、ものを創り出すことなんだ!
テレワークの事業をメインでをやっていたときにも、「夜中にやるのはブラックだ」といわれた。そのとき「ほっといてよ。私がいちばん作業したい、効率のよい時間にやらせてよ。それが明け方だったり、夜中だったりしても自分の勝手でしょ!それがテレワークのいいところじゃん」と思っていた。というか、今もそう思っているし、そうしている・・・。
そういう人がいてもいいじゃない?
私はNPOのことをやっているときには、音楽の仕事のお休み時間にやっているのだし、音楽の仕事をしているときには、NPOのお休み時間にやっているのだから。その間にあまり休みがなくても、心とカラダのバランスがとれていればいいじゃない?
以前、中華街で手相を観てもらったら「あなたは90才まで現役で仕事するよ」と言われて、90才はさすがに休みたいかもと思ったけど、ちょっとうれしかった。
「誰かの役に立っていたい」それが仕事の原点だよね。一生をかけて、誰かの役にたっていけるようなそんな仕事をし続ける、自分でありたい。
やることいっぱいある・・・それが幸せ、生きる力のモトだ!
上京してすぐ、仕事がない、という状態が苦しかったことに比べれば,私にできることがあることの幸せ。希望は、一生仕事していたい。