はじめて医者にいく場合、私はちょっと恥ずかしいことがある。
それは、保険証に「東京芸能人健康保険組合」と書いてあることだ。
私が医者の受付にこの保険証を出す度、受付の方や新人看護士さんに、芸能人??この人誰だろう??芸名は??などと心の中で思っているかのように、やや観察されることになる。
この仕事を始めて、そこそこ順調になったころ、家を買うことを決め、あまり必要経費を取らないよう(つまり税金をたくさん納めてないとお金が借りられないので)に申告していたら、毎月の保険料がびっくりする程高くなった。
そんな話をとある有名なエンジニアにしていたら、東京芸能人健康保険組合をすすめられた。その当時は、芸能人である人の推薦がないと入れなかったので、推薦してもらい、登録したら、びっくりするほど保険料が下がった(当時4分の1くらい減った)のだ。なんで安くなったかというと、芸能関係の仕事って基本定年があまりなく、死ぬまで現役で稼いでいる人がいるからではないか?
今は、仕事を申告して「芸能関係」と認められれば入れるようになったと思う。
歴代の役員はこちらに・・・そうそうたる方達だ。
東京芸能人国民健康保険組合||東京芸能人国民健康保険組合歴代役員
芸能人といっても、ヘアメイクさんとか美術さんとか、照明さんとか、裏方の仕事も入ることができるので、けっこう幅はある。私は作編曲、キーボードプレイヤーだ。
で、年に1回、芸能人が使うであろう、薬のセットが送られてくる。のどを保護するスプレー、歯を白くする歯磨き、息をさわやかにするもの、などが頭痛薬や胃薬とともにはいっているセットなのだ。
創立50周年記念のときに「東京芸能人健康保険組合」とはいった救急箱が送られてきたのでうちではそれを使っている(笑)
会報もなかなかユニークなので、熟読している。タイトルも「芸能人」だ。
ということで、私は正真正銘の芸能人だということにしておこう。