たどり着くとそれはもう目標ではなくなる。
叶ったとたんに小さな目標になってしまう。そう感じることってありませんか?
私が小学生くらいのときには、大きなコンサートのステージに立つことが目標だった。
中学生、高校生と次第に大きなステージで演奏するようになり、2000人くらいのところでコンサートしたときに、やった!と思ったけど、その頃にはもうそれは目標ではなくなっていた。
演奏でテレビにでる、ということも、小学校5年のときに簡単にかなってしまい・・・。
CDにクレジットされること、や、テレビの画面のエンドロールに名前がでる、とか、いろいろ目標はあったけど、それも叶ってしまうと、「そんなもんかな〜」とあっけなく、以外と淡々と喜んでいる自分がいた。
タレントさんと身近に話す機会が多くなると、もちろんみなさん才能があるし、輝いているんだけど、でもごくごく普通の人でもある。一緒にいるのも当たり前になっていく。
でもまさか、自分が編曲にかかわった楽曲が、毎週毎週オリコンの上位にいるようになるとは、考えもしなかった。2〜3年続いたので、オリコン年間ランキング1位にもなってしまい、まちを歩いていると、かかわった曲を口ずさんでいる人がいたり、コンビニに入ると自分の曲がかかっていたり。
これすごくない?(オリコンランキング)
こどもの小学校の運動会でも紅組の応援家が「恋のヘキサゴン」で、白組の応援歌が「羞恥心」という、両方の曲が自分のかかわった曲という状態。とてもうれしかった。
27時間テレビで27時間、ほぼかかわった楽曲が流れ続けたことは本当にうれしかった。実際、27時間起きてみてられなかったけど(あとで録画でみて)。
(これらはすべて私の作品・・・でも一部だよ。)
それはどんな気持ちになるかというと、ふか〜〜く深呼吸して、やったーと静かに思う、そんな心がいっぱいになる感じで。
だから、音楽はやりきった感があるんだけど、でも、今はまた、別の夢を追いかけている・・・。
私の最終目標は「世界が平和になること」なんだよね。でっかすぎる??でも叶うと信じたいな。
それが叶ったときにもきっと、「そんなもんかな〜」って淡々と喜びたいんだ。それが当たり前のように。