音楽とまちづくり〜やっちゃえ!ジブン

横浜都筑のまちでコミュニティカフェやったり、音楽したり。こどもたちとまちづくりしたり。

My favorite things

「変わった服きてるよね、どこで服買ってるの?」とよく言われる。

そうなんですよね。
なかなか自分好みのものがなくて、近所のデパート、モザイクモール港北都筑阪急の中に私が「これだ!」というお店ができても、しばらくすると撤退してしまう。つまり一般的ではないんだろうな。

こどものころも「これ好き!」と思ってブランドを見ると「RICH GIRL」というブランドだったりした。
あらら。検索したらどうやらこのブランド自体がもう存在してないらしい。フリフリが好きだった10代。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q131725988

20代は定まらなかったのと、まったくお金がなく、しかたなく自分で生地を買ってきてワンピースを縫ったりしてた。
お金ないけど、市販が気に入らないので、しょうがなく、不器用なのに苦労してたなあ。

30代後半のころ、イッセイミヤケがコンセプトも含め大好きになり、1年間に数着買ってるから、もう何十枚も持っている。30代のときに買ったものでもまったく古くならない、本当に不思議な服だ。いまは年2回ほどある、ファミリーセールもいかせてもらってる。

40代のとき都筑阪急が家の近所に出来て、そこに入っていたTABASAが大好きになり、これもだんだん買いためたので、何着もある。TABASAは、3年ほどで都筑阪急から出てしまって、恵比寿までいかないと気に入ったのが買えないから(他の場所ではセレクトが違うようで)だからあまり買えなくなってしまった。最近はメルカリで探して買うくらい・・・(笑)

同時に、センター南のミアマンマというセレクトショップ(今もあります)で、アルベルベロというブランドに出会って、これもモノによるのだけど(デザインによっては私が着ると、大阪のおばちゃんみたいになっちゃうので)、なかなか他にはないデザインが気に入って何着ももっている・・・。調べたけど、ミアマンマはHPもないみたいだ。都筑区役所から近く、オリンピックの西側にあるボートウォークの中にある。ちょっと入りにくいかも知れないけど、勇気出してはいってみてください。安いものから超お高いものまで、いろんな個性的なお洋服や雑貨が並んでいますよ。

化粧品は、はやくから「ハイビジョン対応」「女優さん御用達」と言われて、ヘアメイクのプロの方から紹介してもらった「江原道」。

KohGenDo[江原道]

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使っているのは、ファンディションとパウダー、チークだけなんだけど、これがすごくよくて、さすがにハイビジョン対応!
肌きれいね、といわれることがあるけど(年のわりにはだと思うけど)、「そりゃーハイビジョン対応のファンデーション使ってますから。おほほほ」と説明すると、みんなそれってどこの化粧品?と言われるが、あまり知られていない。
やや高めだけど、ファンディションとパウダーは、超おすすめです。

さてさて、話がそれた・・・・。

とにかくイッセイミヤケさんがすき。
新国立美術館で開かれたイッセイミヤケ展。行った方は多いみたいだけど、本当にすばらしかった。

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www.isseymiyake.com



服を選ぶということは、どんな自分でありたいか、ということになる。
まったく同じような、没個性のリクルートスーツをみるたび、イッセイミヤケさんが若者のリクルートスーツつくったらどんなのになるんだろう。きっとユニークですてきなものになるんだろうな。

思いつきをビジネスにする!

音楽の仕事をしたい!と地元名古屋を飛び出して、川崎の高津に住んでいた頃の事だ。
少しずつ少しずつ音楽の仕事が入ってきていたものの、まだまだ、来月の家賃は払えるかヒヤヒヤしているような状態だった。

バンドでデビューできないかなと、淡い夢も捨てられなくて。自分達が売れなくても楽曲提供とかないかな→印税収入・・みたいな夢を持っていた頃。一緒にバントをやっていたボーカリストが「肺活量を増やさないとバンドで歌えない。清志郎さんもエアロビクスにいってるらしい」と話しているの聞いて、溝の口イトーヨーカドーの中にあるフィットネススタジオに通うことにした。貧乏生活につき、当時月額五千円の会費は痛かったけど、でもサウナもシャワーもあるから、お風呂代わりだからいいんだ!とか言い聞かせて。

私はなにかにハマりやすいのか。それとも会費を払っているからフル活用しなくちゃ、と思ったのか、時間さえあればエアロビクスやマシンに通い、ジムのトレーナーが驚くほど体脂肪を減らし、結果を出していった。

★なんでもビジネスにできないかを考えていた
転んでもただでは起きない私。
エアロビクスのレッスンを受けていて、使われている音楽に疑問を持った。
先生がBPM(曲のテンポのこと)をあげるために、オリジナルを勝手に編集しておかしな音源を使っていた。CDが一般的になっていた1990年前後だったが、フィットネス業界は、まだカセットテープで、回転が変えられるデッキを使って、レッスンのスピードに合わせて音楽を変えて使っていた。だから音も悪いし、曲もむちゃくちゃな状態でのレッスンだった。それが気になり、もっとまともな音楽でエクササイズしたいな、と思って調べたところ、「日本にはエアロビクスのレッスン用の音源をつくっている会社はひとつもない」ということがわかった。全部アメリカからの輸入だった。
これはビジネスになるのではないか?

アメリカから輸入したものを、売っている業者はあったけど、日本で作っている会社はない、私なら日本人好みの、レッスンしやすい音楽がつくれるのではないか?と思ったのだ。

★日本人好みのオリジナル音源だから、外国製品より高くても売れる・
音楽制作費で外注しなければならないのは、エンジニアとダビングする経費だ。曲をつくってアレンジするのは私が自宅でやれば、最初の現金支払いは発生しない。最小限のリスクでできるビジネスだ。

1つの商品に、10曲程度。エンジニアには安くて申し訳ないけど、1曲1万円でお願いしたとして10万。最初は歌手も入れずにサンプリング音源を多様に使い、打ち込み(シークエンサーやパソコンでの作業)で作成し、10曲入りの4本の作品を作ることにした。外注40万。
1つの商品を500本プレスして、1本2500円で売る。
1本が完売したら125万。4本つくったから2000本全部売れれば500万だっ!

投資として、エンジニアに40万。ダビング業者に依頼して2000本プレスが40万くらい。
節約するために、曲目は自宅プリンターでまめに印刷して、手動でカットして入れ込むことにした。
ここまでが商品をつくる作業。

★顧客が確実に見る雑誌に広告を出した
どういうところにリーチして売るか、と考えたときに、業界の人が読む「フィットネスジャーナル」への広告掲載を思いついた。確かにスタジオにも置いてあったし、エアロビクスの先生ならほぼ100%読んでいる、とフィットネスの先生をする友人に聞いて、雑誌の4分の1広告8万円を投資することにした。使える身内は全部使う私は、広告の仕事を名古屋でしている弟に、版下製作を1万円で依頼した。全国に1万人5千人(当時)いるインストラクターが顧客だ。

製品名は、エアロビートコレクション「Aero Beat Collection」と決めた。
ABCという頭文字もなんかよい。

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いまも発売されている、CDジャケット。


製品をつくるに3ヶ月くらい費やして、できたと同時に広告を出し・・・。

★販売作業
忘れもしない、フィットネスジャーナルの発売日が明日!という日の夕方から、電話がジャンジャン鳴り出した。しまった・・・受付時間を入れ忘れたと思ったのだけど、その日は23時くらいまで電話がなり、そのほとんどが注文の電話だった。そう・・・「こういうの探していたんです」というお客様の声。やった〜〜と思った。それから約1週間は電話が鳴りっぱなし。音楽の仕事どころではなくなり、毎日エアキャップに製品をくるみ、住所を宛名書きして、郵便局にいく作業が続き、アルバイトを雇わなくてはやっていけなくなった。

それから1回2本ほど、年に6本くらいは新しいシリーズを出した。少し投資できるようになったので、オリジナルだけでなく、昔なつかしい歌謡曲をエアロビクス用にアレンジしたりして、ボーカリストに依頼し自宅レコーディング。ちゃんとJASRACに登録して許諾をもらい、発売し続け、、、。だんだん忙しくなり、1人アルバイトを雇って、月20万くらいを払えるようになり、少ないけどボーナスも払っていた。

★次のマーケットへDM発送
広告だけでなく、フィットネススタジオが経費で購入する、ということもあるのでは?と思い、図書館にいって、全国のフィットネススタジオの住所を書き写し、約3000くらいにDMを送った。一回DMを送る作業は当時アナログ作業が多く、大変だったし、郵便代だけで20万以上かかったけど、それ以上の反響があった。一度売れれば、売れたときに次のDMをいれればいいので、直接DMを送ったのは最初だけだ。日本の楽曲も取り入れて、演歌や歌謡曲をエアロビクス用に編曲したので、公民館などの公的施設が購入してくれたり、大学の研究室がシリーズ27本まるごと買うということもあった。

制作費がかかるのは最初のみ。1本つくるのに30万~50万かかったとしても(自宅スタジオのため破格でできる)一定数以上うれればあとは、プレスする1本200円がかかるだけ。200円が2500円になる、ということだ。(送料はお客様負担で、郵便局で代引きを使えるように業者登録もした)

「Aero Beat Collection」でヒットしたシリーズは1本2000本は売れたと思う。1本で400万を稼ぎ出す。年間6本作れば2400万。まあ、そこまですべてが売れなかったけれど、まわりのミュージシャンを巻き込んで、とにかく27本まで作った・・・・。音楽制作だけではなく、製造、販売まで。

この頃から、他から依頼される音楽の仕事が忙しくなり(やったあ〜)、27本もつくるとさすがにネタもつきてきて、製造を一旦休むことにした。やとっていた人も週3日だけきてもらうことになった。

新しいものは出ないの?と問い合わせはたくさんあったけど、過去のものをちょっとマスタリングして、カセットテープからCDに変えて販売していたら、今度は日本エアロビックフィットネス協会から、依頼があり、そこで売る製品を委託でつくることになっていった。

実はもう20年も前に作ったものも含めて、まだときどきプレスされて販売されている。
日本フィットネス協会の販売サイトのJAPANシリーズ!

日本語の曲 - 公益社団法人日本フィットネス協会 オンラインショップ(一般用)



ビジネスは素人で手探りだったけど、これは絶対に行ける!と思ってやったことがプチ成功した、という経験を積んだ。シリーズをつくっていたころは、委託の音楽の仕事もどんどん増えてきたころで、売れっ子漫画家のように睡眠時間2時間くらい。その頃子どもも生まれて、必死だったなあ。

*************
実は、先日からソーシャルビジネススタートアップ講座に通い始めた。

massmass.jp


さてさて過去の経験が役立つかどうか。

だれか一緒にこの企画やってくれないかな〜。イグまちデザイン賞考えてみました。

まちづくりをもっと楽しくするためにこんなことできないかなあ。
それで、みんなでおもしろいこと、クリエイティブなこと考えていけないかな〜と企画考えてみた。

で、まわりの人にどうかな〜と提案してみたけど、いまひとつ実行できないんだけど。
だれか一緒にやってくれないかな〜〜。
審査員だれがやる?とか、あるけどね・・・。


第1回 かながわ・イグ まち・デザイン賞 実施案

【趣旨】

「まちづくりはだれもが参加でき、楽しく、ユーモアにあふれているべきである」という理念から、かながわの地域活性化やまちづくり推進に寄与する目的で、「かながわ・イグまちデザイン賞」なる賞を設け、楽しく個性とユーモアにあふれ、また、まちづくりの大切さをわれわれ市民に考えさせてくれるかながわの建築やまちづくり活動、人、デザインを表彰する。
イグノーベル賞を意識し、いままでおもしろいのにまじめでないことから表彰しずらかった楽しいまちづくりに賞を授与し、楽しいまちづくりを活発にしていくまちをつくる!

 

【対象】

①まちづくり活動部門

まちづくり活動で、以下のいずれかを満たす活動。

自薦、他薦を問いません。NPO、企業、行政、あらゆる組織、人が対象です。

・かながわに拠点がある

・かながわ県民である

・かながわの中で活動している、あるいはしていた。

②まちなみ景観部門

神奈川県内に存在する建物やまちなみ、デザインされたもの。

 

【審査基準】 以下のどちらかの視点で顕著な実績があること。

1.楽しく、ユーモアと独創性にあふれていること。

2.まちづくりに寄与していること、または、まちづくりの大切さをわれわれ市民に考えさせてくれること。

 

【審査員】 未定

【賞の内容】

表彰式を開催し、賞状を授与します。
受賞者は、かながわ・イグまち・デザイン賞のホームページに活動の内容や写真等を掲載します。

 

【応募締切】

○月●日

【応募用紙】

HPよりダウンロードください。

【表彰式】
○月●日

 

 みたいな・・・・

 

で、どんなところがエントリーされそうかというと、やっぱ、日本ナポリタン学会はかかせないな。

  • まちづくり活動部門
    • 日本ナポリタン学会
    • よこはまアラメヤ音頭
    • 吉田まちじゅうビアガーデン
    • サンタプロジェクト
    • スタージャン
    • 戸塚雪祭り
    • はまれぽ.com
    • 濱コン
    • のげやまくん
    • 鋼管通りブツブツ交換イベント
    • AKBで観光紹介
    • 横須賀ブラジャー
    • 平塚、竹カップでの酒屋さんまわり(なんていうイベントかわからない)

 

  • まちなみ景観部門どうだろう・・・・・
    神奈川県域には知らないおもしろい、まちのトマソン、名物な人物、ギャグのような取り組みがありそう!!
    これは選ぶ方にも、かなりセンスが問われそうだ。

実現できたらたのしいんだけどな〜〜。
これって私が楽しいだけ??

写真は確実にエントリーできそうな、日本ナポリタン学会ナポリナポリタンをつくり、ナポリ市長に提供!の写真です。

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ビジュアル系?のサポートしていた件

ピンクレディ。短い活動歴だったのに、ヒット曲を連発して、いまでもカラオケで歌われている。

 

私は、2000年のはじめのころ、そんなピンクレディの未唯さんのバックバンドでキーボードを演奏していた。しかもそのバンドの「バンマス」だった。つまりリーダーだ。どうしてかというと、楽譜を書いていたのが私だったから。ディナーショーが多かったのだけど、全国にツアーにいき、韓国など外国でも演奏した。

 いつだったんだろうか?
横浜開港祭に呼ばれて、屋外のコンサートゲストとして演奏したこともあった。中華街の周年パーティでも演奏した。そのときのあれこれはまた、別で書くとして・・・。

 

そんなつながりで、私はそのころ、ビジュアル系のバンドのサポートキーボードの仕事もしていた。

そのひとつが、「ラレーヌ」だった。
ラレーヌ

LAREINE - Wikipedia

 

私がかかわったCDはこれ。
編曲とピアノを数曲。

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レコーディングは、ゴージャスにストリングスをいれたり、とても楽しくできた。しかしコンサートはそれ以上。楽しいというと違うのかな?とても興味深かった。
細部までのビジュアルのこだわり。美しく着飾っている男の子たち。
渋谷公会堂でのコンサートでは、舞台セットがすごかったおかげで、キーボードを置く場所がなくなり、客席2F側のスポットをさす窓の内側でステージをみながらキーボードを演奏した、わすれられない想い出もある。。。。。

 

最近、そのラレーヌのメンバーでボーカルのKAMIJOくんから、レコーディングでピアノを弾いて、と依頼があり、それをきっかけに、赤坂ブリッツでのコンサートを見に行くことができた。

 

とっても久しぶりに、ビジュアル系のバントをじっくり見た。いろいろすごいな〜と感心。ファンの人達もおしゃれしていて、じろじろみてしまった。

これからなんとコンサートツアーで、ニューヨークやメキシコにもいくらしい!!

www.barks.jp

chateau-agency.com


楽しみですね〜〜。

 

プロデューサーという仕事(おまけにローディの仕事もね)

私が尊敬する仕事に「プロデューサー」という仕事がある。ディレクターとどこが違うの?とかいろいろあると思うけど、それはウィキペディアにまかせるとして、ひとつのプロジェクトの長になる、その全責任を負う、というのがプロデューザーだと思う。

スポンサーを決めたりとか、予算の使い方とか、プロジェクトの方向性とか、誰を起用するとか、そういうことすべてに気を配り、ときには重箱の隅をつつくような細かいことまで注意を払っていながら、俯瞰できる、そんなことができるのが、すばらしいプロデューサーだ。

その昔、ポンキッキのクリスマスショーでキーボード演奏する仕事をしていたのだけど、そのプロデューサーの方に感動したエピソードがある。

クリスマスショーには、舞台に立つ、もちろんガチャピン、ムックの他、タレントさん、私たちのようなコンサートの演奏を支えるミュージシャン、ローディ、 振り付け師(このときにはラッキー池田さんだった)もいる。ステージセットを組む大道具さんや、照明、音響のスタッフ、楽屋の面倒をみて、ケータリングに 気を遣う裏方の方達、スタイリスト、ヘアメイクさんもいる。当日グッズを売るスタッフなどもいる。

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*私はショーのあと、落ちていたムックの毛を収集していた・・・(笑)


たぶん総勢100名近くのスタッフがいるのだが、クリスマスシーズンに数回行なった、ショーが終わった打ち上げのとき、プロデューサーの方は、その100人ひとりひとりの名前を呼んで、行ったことをねぎらったのだ。全員フルネームで、間違わず。

「岩室晶子さんには、トナカイの格好までしてもらい、キーボードを演奏してもらいました、ありがとうございます」というように。

うれしいよね、ひとりひとり名前を出してくれるということは。頭よすぎる、記憶力すごすぎる、そしてよく気が付く。

感動したのはたぶん私だけではないと思う。私もイベントの総監督をするときには、それを見習いたいな〜と思いながらなかなかできないでいる。
もちろん感動したお仕事ぶりは、他にもあるんだけどね。



某クイズ番組の音楽をやらせてもらっていたときにも、本当に凄腕プロデューサーとお仕事させていただき、キレキレな進行を楽しんだ。
その方がスタジオに入っただけで、空気感が変わる。ぴりぴりするのではなく、キレッキレないい感じ。私はしゃきしゃき仕事するのが大好きなので、仕事のしかたもずいぶん学ばせてもらったと思っている。


さらに・・・・「スーパーローディ」について。
感動した仕事をもうひとつ。ローディーの人に感動したことがある。
ローディは普通は、ギターならギター、ドラムならドラムというように1楽器について1人の専門家がつき、それぞれの楽器の面倒をみるのが一般的だ。
しかし、あるとき「スーパーローディ」と呼ばれる人がついてくれたときがあった。
エレキギター、ベース、キーボード、ドラムという4人のバックバントにたった一人。しかもそのときは、女子だった。その人がすごい。

ギターやベースのチューニングをする、ドラムのセッティングを手伝い、チューニングする。もちろんキーボードもシールドが絡まないようにきれいにセッティングしてくれる。

本番中私が、音源の調整をしようと振り返ってラックをいじろうとした瞬間、彼女のペンライトが調節部分のつまみ部分を離れたところから照らしていた。

休憩があり、次のステージにあがると、次の曲を演奏するプリセットにセッティングしてあった。私はなにも説明してもいないのにすごい!

コンサートのあと急いで着替えてステージに戻ると、キーボードはきれいにケースに入り、しかもいちばん運びやすい形で台車に載せられていた!!もちろんそれはキーボードだけではなく、ドラムも・・・すごすぎる。

スーパーローディのギャラは私たち演奏家より高いらしい、と聞いた。でも4人分をひとりでやる、しかも完璧にやるのだから、当たり前だな、と思った。

 

あの彼女はいまどうしているんだろう。華奢な体であんなにすごい人にはなかなか会えない。しかも楽しそうに仕事していた。

裏方でもあそこまできわめると、そりゃー楽しいだろうな。


*音楽のプロフェッショナルについてはたくさん種類があるので、また書きますね〜♪

楽しいニュースがまちをつくる!

私がまだ10代で名古屋にいた頃。ベストテンという音楽番組をみていたら、ライブハウスのような会場からの中継で、めちゃめちゃ盛り上がっているバンドが演奏していた。とても楽しそうに、おきゃくさんもバンドも。
「人気のバンドなんだな〜」と思った。それがサザンオールスターズだった。

 そののち、何かのときに桑田さんが、あれは盛りあがってると見せるための「サクラ」だった!と話しているのを聞いて、びっくりした。裏切られた〜という気持ちではなく、そうやって見せかけたことが成功に導いたのか、それだっ!って思った。
結果的に、今もずっと売れているんだから、多くの人に聴いてもらえるなら、どんな手段を使ってもありだな、と思った。

すごくまちづくり的にも参考になる。

すてきなニュースが頻繁に流れるようなまちは、そのまちの人も、他の地域の人から見ても、「いいまちだな〜」と感じるだろう。そして、すてきなニュースに惹かれて、共感したすてきな人達があつまり、さらににぎわうまちをつくっていく。プラスのスパイラル。

私はそんな、すてきなニュースをつくる仕掛け人でありたいんだ。

楽しいイベント、おもしろいプロジェクトをしかけて、それをニュースにしていく。逆に言えば、ニュースになるくらい、楽しく面白いことをしかけていくことが、すてきなまちをつくっていくのかもしれないと思っている。

三浦市フィルムコミッションで成功している。関係者にお話を聞く機会があったのだけど、まちの人達は、自分たちのまちを、映像を通して観ることで、自分たちのまちに誇りを持っているのだそうだ。映画になれるまち。それはすてきなまちだ、ってね。

映画を見て、感動した人達が、ロケ地としての三浦に観光にもきてくれる。

微妙に昭和で、シャッター商店街になっていく三浦を、逆手に取り、昭和がのこっているからその時代のロケができる、シャッター商店街だから、店の作り替えもできるし、人もすくなく撮影しやすい、など、マイナスをプラスに変えた、すばらしい例だ。課題をプラスに解決する。
とってもクリエイティブだ!

明日(あ、もう今日か)の日曜日は、横浜市新市庁舎のひろばのついて考えるシンポジウムのパネリストになっている。新しい市庁舎は低層部を市民が気軽に集えるひろばにしたいそうだ。
横浜のまちのすてきなニュース、たのしいニュースが発信できる、そんな情報発信の場としてのひろばであって欲しいな。

今日、急に思いたって、来てくれる人がいても大歓迎!

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菓子折もって、ヒアリングや調査にくるのやめない?!

もう時効だからいいかなと思って書きます。イラッとくることがある。

昨年度もたくさんの方達が、私のところにインタビューやヒアリングに来てくれた。また、講師の依頼もたくさんあった。

私はフリーランスで音楽の仕事をしているので、仕事を依頼されるときには、ギャランティの話は最初にする、それが常識だ。

でも、NPO?あるいは行政の業界?は、ギャラの話をあまり最初にしないようだ。それに違和感を感じながらも、常識として、大人である私の時間をたとえば1時間以上とって、活動の話やアドバイスを聞いたりするのだから、ギャラは発生するだろう、と思っていると、帰り際に「たいへん勉強になりました。ありがとうございました」とおおよそ3000円くらいの菓子折を渡されたりする。(当法人のカフェでお菓子売ってるし。売り上げに協力してくれよ〜と悲しくなる)

そんなことがけっこうあるので、私は依頼があったときに、まずは先に聞くことにしている。

「すみません、これはお仕事ですか?」と。

そうすると、話の分かる方は「はい。大変少なくて申し訳ないのですが、***円をお支払いさせていただきたく・・」などとなる。

 

しかし、中には「ええっと、それはどういう意味ですか?」と言われる方もいる。

そうくると私は単刀直入に「ギャランティは発生するのか、という意味です」と言う。そこで初めて話が出るのだ。


ボランティアだから、受けないといっているわけではない。でも何で先に説明しない?

それで、菓子折は持ってきたりする。

えーーーと。
1時間お話して、3000円でもいただければ、団体の収入にいれられるんですよね。菓子折買うお金があったら、3000円ください、といいたくなる。

ましてや、カフェをやっているので、その3000円があったら、カフェで売っているお菓子を購入して、私にください。

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カフェで用意できる3000円程度のお菓子。参考資料(笑)

横濱良品館



そういう方に限り、カフェなので、お茶を、、、というと、「いいえ、だいじょぶです」というわけ。

私は、大丈夫じゃないよ、ただで出すなんていってないよ、注文しろってことだよと、心から思うが、大人なのでそれ以上はいわない。打ち合わせはカフェなのにお茶なし。ホテルの1000円の珈琲では無く、1杯400円だよ。なんでそれが出せない?!

もちろんすべてがすべてじゃないよ。お互いにギブ&テイクだったり、学生さんだったり、理由があれば全然お金とか言わないし。

でも、そういうの大概、お役所の方ですよね。「国」の方、「市」の方もありました。
私は黙っているのはいやなので、今後もおつきあいする相手であれば、予算つけてください、ということにしています。

そこでシェアリーカフェでは最低1時間3000円の料金を設定してます・・・。

つうかさ、なにか人にものを頼むときには、ちゃんとギャランティの話をしてくださいよね。みんな!!はっきりいおうよね。
私は一生懸命やりますよ、これがライフワークなんですから。

今日は吠えてみました!(笑)